ペット用自動給餌器 「PETLY(ペットリー)」

Sep 16, 2014 / Topics

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ペット用自動給餌器は数あれど、ここまでデザインと操作性を追求したモノはいままでなかったのではないでしょうか。愛猫のために「PETLY」を考案し、商品化するために脱サラして起業したというRINN 代表の梁原正寛さんに「PETLY」の開発秘話をお伺いしました。

—ペット用の自動給餌器を開発するきっかけは?

「愛猫と自分たちのためにこんな自動給餌器があったらいいのに、というのを思いついたからです。もともと僕はWEBディレクターとして働いていて、夫婦揃って夜が遅く、既存の自動給餌器を使っていたのですが、デザインも機能性も全く納得いかなかった。だから作ってしまおうと。とはいえ、プロダクトデザインは全くの素人だったので、とても大変でした。グラフィックデザイナーとプロダクトデザイナーを集めて、イメージは固まったのですが、実際に製造委託先がみつからない。もちろん資金も少ないので作れる台数も限られています。1件1件訪ね歩いて、ようやくみつけた長野の電子機器メーカーさんにお願いし、完成することができました」

—「PETLY」の特徴は?

「単一電池4本で稼働します。電池にしたのは、世界中の人につかってもらいたいからと、停電のリスクがあるので、不在時にも機能するために。さらには、インテリアとして、コードがあると置く場所も限られてしまうので、電池という方式をとりました。またボタンもできる限りシンプルにしています。24時間設定で1時間ごと。約1kgの餌がストックでき、1日に1〜4回セッティングできます。最大50gまで給餌できるので、ごはんをあげる時間と量を細かく調整することが可能です。また既存の自動給餌器はすごく音がうるさいのですが、いつ出ているか分からないくらい静かに起動します」

—デザインの部分でのこだわりは?

「持ち運べるように取っ手がついているのですが、その取っ手がロック代わりになっていて、ペットが手で引っ掛けても開かないようになっています。扉を開けられるような頭のいい猫でも、フタが開かないので食べ過ぎることはありません(笑)。また機能性だけでなく、インテリアとして楽しめることを一番意識してデザインしました。自動給餌器を、デザイナーズチェアや照明とおなじような感覚で、選んでいただけたらいいですね」

ペット用自動給餌器「PETLY」
¥31,860円(税込み)
現在、代官山 蔦屋書店でも展示販売中。
http://petly.jp