「内なるネコ」ウィリアム・バロウズ

Nov 9, 2012 / Topics

「内なるネコ」著:ウィリアム・バロウズ、訳:山形 浩生 (河出書房新社 )amazon.co.jp

”ネコを愛する皆さん、何百万ものネコたちはみんな、世界中の部屋でミャオーと鳴きながら、すべての希望と信頼をあなた方に託しているのをお忘れなく。”

「裸のランチ」の著者、ウィリアム・バロウズによる猫の本です。灰色の猫、ラスキーと出会ったことですっかり猫に魅了されたバロウズ。ドラッグ中毒で退廃的な人生を送ってきた人物は思えないほど、猫に対する愛にあふれています。誰しもがもっている”内なるネコ”とは。さまざまな猫の姿に、自身が出会ってきた思い出の人たちを重ねあわせた、自伝的作品ともいえる1冊です。