「動物感覚―アニマル・マインドを読み解く」テンプル・グランディン amazon.co.jp
“動物は忠実だ。人を好きになったら、とことん好きだ。外見や収入など気にしない”
自閉症でありながら動物科学の第一線で活躍する研究者、テンプル・グランディンの本。マクドナルドやケンタッキーなどアメリカ国内のファーストフードの工場で、人道的な食肉処理の改革を推し進めている著者。人間が見過ごしてしまうような、しかし動物たちにとっては大きなストレストなる動きや音など、自閉症であるからこそ理解できる動物たちの声を通訳してくれる。この本では主に畜産動物の研究が中心となっているが、著者が飼っている猫からヒントを得るエピソードも。動物がいかに私たちとは異なる感覚で生きているのかを教えてくれる1冊です。