レイ・ブラッドベリの短編集「猫のパジャマ」が文庫化!
文庫版「猫のパジャマ」レイ・ブラッドベリ amazon.co.jp
猫を拾った男女をめぐる極上のラブストーリー「猫のパジャマ」をはじめ、初期の名作「さなぎ」などブラッドベリの世界を堪能できる短篇集です。絶筆となったエッセイも特別収録。文庫化にあたり、表紙の絵をilove.catでもおなじみのイラストレーター・長崎訓子さんが手がけました。ブラッドベリ好きだという長崎さんにコメントをいただきました。
〈ブラッドベリの愛猫ハリー(Hallie)〉Photo by Greg Miller
ー「猫のパジャマ」が好きな理由は?
「もともとブラッドベリが大好きでしたので、”ブラッドベリが猫を!”という、好きなものと好きなものをダブルで! いう単純な理由から入りました。『猫のパジャマ』という言い回しが『すばらしい人/もの』を表す俗語だというところにもグッときました。読んでみると、ダークな話あり、スラップスティックな話あり、よくわからない話あり、のブラッドベリのアウトテイク集のような趣きの本で、世の中のあやふやな感じが好きな私にとって、魅力的な本の一冊になりました。猫自体はあまり活躍しません(笑)」
ー表紙のイラスを描くにあたり、モデルにした猫はいますか?
「今回は、猫のタイプ(大きさや色味や柄など)というよりもグネグネっとした動きの方を描きたかったので、特にモデルにした猫はいませんが、ilove.catをはじめ、いろいろな猫サイトを見たりはしています。(あとは、飼い猫のそよとゴン太です。笑)」
長崎さんの愛猫そよさんとゴン太さんはこちらのインタビューで。
ー表紙の中で、一番のお気に入りの猫は?
「『二本足でたっている二匹』が好きです。なぜ立ち上がってしまったのかは不明です……」
ー巻末のブラッドベリのイラストはどうですか?
「大好きです!ドラ猫って感じですね」
ー今後、猫が主人公の漫画/物語を描く予定は?
「タイトルとキャラクターは決まっている4コマ漫画的なものがありますので、形にできたらいいなあ! と思っています」