「図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語」

Sep 21, 2012 / Topics

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「図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語」 著:ヴィッキー マイロン/翻訳:羽田 詩津子(ハヤカワ文庫NF)amazon.co.jp

「動物はどのぐらいの影響力を持てるものか? 一匹の猫がいくつの人生とふれあえるだろう?」

アメリカ中西部にある田舎町スペンサーの公共図書館で、18年もの長きに渡り人々に愛された茶トラの雄猫、デューイのお話。波乱の人生を送ってきた女性館長の半生を重ねながら、世界中に愛されたデューイの18年間を辿ります。

ある冬の朝、図書館長ヴィッキー・マイロンは、返却ボックスの中でほこりまみれの子猫をみつけ保護します。人懐っこい性格と愛らしいしぐさ、そしてハンサムな姿は一躍町の人気者に。デューイの噂はあっという間にアメリカ中に広まり、遠方からわざわざデューイに会いにくる人たちも増えました。1987年から89年のたった2年間で来館者は6万3000人から10万人となり、図書館や町は活気を取り戻していきます。またNHKクルーが取材に訪れたエピソードなども掲載されており、図書館で暮らす猫がどのように”世界一有名な猫”になっていったかを垣間みることができます。

日本でも駅やお店などにいる看板猫は、いつでも人気の的になっています。猫がいることで、人々との交流が生まれる。図書館という場所を舞台に繰り広げられた、まるで映画のような実話です。