2003年7月から、ネット上で1日1コマずつ掲載されている漫画「きょうの猫村さん」。鉛筆のやわらかなタッチで描かれる家政婦の猫村さんに、日々癒される人も多いはず。そこで、猫村さんの生みの親である著者、ほしよりこさんに取材しました。
—なぜ、家政婦 × 猫という組み合わせを思いついたのですか?
お金持ちの家の事情(夫婦の関係や愛人の存在)などを描いてみようと思ったのがきっかです。第三者の目でそれを描くのに、猫の視点から描いてみようと思いました。その家に飼われるきっかけを考えたところ、家政婦としてお屋敷に入る方法を思いつき、ああいうことになりました。
—犬やほかの動物ではなく、猫だった理由は?
犬はわりと関節などが堅く、人に近い動きを二足歩行でやりやすいのは猫の方だと思います。それから猫は犬よりも人に近い部分が多いように思うので、犬よりも自然だと思います。
—実際にモデルとなった猫はいますか?
いません。
—猫は飼っていますか?
飼っていません。留守がちなので動物を飼えないので残念です。
—猫村さんの一番すきなポーズは?
ねころんでいるときと下を向いて座っているときです。
—猫村さんを描くとき、難しい点は?
思いっきり走るところがわりと難しいです。
—お気に入りのエピソードは?
一巻の最初の方で村田家政婦のみなさんをマッサージして送り出した後、村田の奥さんに身の上話をするところです。そこまで描いて、猫村さんの性格がはっきりできて、自分も彼女を理解したと思いました。
—猫は人間の言葉を理解していると思いますか?
している部分もあると思いますよ。
—猫村さんを描いたことで、猫に対する見方が変化しましたか?
あまりそういうことはないようです。猫とふれあうときは完全に猫村さんのことは忘れています。
—今後の猫村さんの展望を教えてください。
新刊が多分来年に出ます。グッズはカレンダーが今のところ最新で、今回は暦の考え方を変えてみて、中身が今までとちょっと違う雰囲気だと思います。猫村さんはまだご奉公をがんばっています。
「きょうの猫村さん」6巻発売中
http://magazineworld.jp/books/all/?gosu=2488
「きょうの猫村さん」壁かけカレンダー 2013年
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おまけ
【可愛い】「きょうの猫村さん」を真似する猫さんたち【画像まとめ】
http://matome.naver.jp/odai/2134443077467316201