【鈴木心のねこらむ】第二回 招き猫徒然「真工芸編」

Aug 14, 2012 / Topics

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ilove.catの写真担当、鈴木心がお送りする猫にまつわるコラム、題して「鈴木心のねこらむ」。

第二回 招き猫徒然「真工芸編」

前回の「東京招き猫発祥の地対決」もさめやらぬ炎天下、仕事合間に寄った東京新国立美術館にあるスーベニアフロムトーキョーにて発見してました。

招き猫。
まずはこちら。



なにやらただならぬ、間合いを感じさせる招き猫様。なんででしょう。あっ、招き猫なのに、招いてないっ!? こちらの招き猫様は、飛騨高山の真工芸さんによる手作りの品で、独自の手法で染められたもの。って、何が独自かは一端の素人鈴木にはよくわかりませんが、なにやら版の模様がかくかくしているところが思い出しますねぇ、小学生の頃の図画工作の授業での版画……大嫌いでした、彫刻刀。

ネットで検索してみると、この模様はマタタビらしく、体中にマタタビを装着しているからでしょうか、確かにハイな表情していますよね。この「手も足も出ない……。」状況と、冗談はさておき、この招き猫様に伝わるお話を某サイトよりコピペします。

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『陣屋福猫の由来(飛騨の伝説)』
高山陣屋の郡代の奥方はネコが好きで一匹のネコを飼っていました。そのネコは、奥方より姫になついていました。ある日、庭にある松の木の下で鯉を見ていた姫に狂気のようになってネコが着物の裾を引っぱりました。これを見た郡代が、「不届き物」とネコの首を切り落とすや、首は飛んで松の木の上から姫を狙っていた大蛇の首にかみつき大蛇は死に果てました。そこではじめてネコが姫を守っていたことが解り、郡代は後悔し祠をたてて猫の霊を慰めました。現在もその祠は「陣屋根古石」として史跡 高山陣屋の真裏に祀られています。

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引用ここまで。

招き猫様の底には「守護」のお札が。ただ、福を招くだけではなく、主の守護もしてくれる。そんな招き猫様はなかなかいないのでは。陽気な表情と模様の裏には、しっかりとした心づもり。是非ご家庭の守護をお願いしてみてはいかがでしょうか? (*右向き左向きで一対になっているそうです)