映画「ロング・グッドバイ」amazon.co.jp
レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」を、奇才ロバート・アルトマン監督が映画化した作品です。私立探偵のマーローが真夜中、おなかをすかせた愛猫に起こされてキャットフードを買いに行くところから物語はスタート。お気に入りの「カレー印」のキャットフードを買いにスーパーへ出かけたものの売り切れ。やむなく、別の缶詰を買って帰ります。しかし、猫はそのキャットフードを気に入らずに出ていってしまう。猫と入れ違いにやってきた、友人テリーの妻が殺害されたことから物語が展開します。行方不明になったベストセラー作家のロジャーの妻からの依頼で、捜査を開始すると新たな事実が浮かび上がってくる……。猫が登場するのは冒頭だけですが、いつもの缶詰がなかったことが猫にバレないように、わざわざお気に入りの缶に入れ替えたりと、猫のことをよく知っている描写に思わず納得です。