猫にも手相ならぬ、肉球相があるらしい!? 「ねこの肉球うらない」

Feb 1, 2013 / Topics

Tags: column

Photo:Kazuho Maruo Text:Madoka Hattori

猫にも手相ならぬ、肉球相があるらしい。そんなウワサを聞いたilove.cat編集部は、「ねこの肉球うらない」の著者・宮岸洋明さんのもとを訪れました。

編集者と飲んでいたとき、女性の好きなモノといえば「猫」と「占い」だよねという話になり、そのふたつを組み合わせた企画を思いついたという宮岸さん。
「僕は、猫雑誌や占い本の編集の仕事もしていたので、すんなり企画が通ってしまったんですよね。でも実際に猫の取材をはじめたら、肉球を集めて分類するという作業は、想像以上に大変でした。まず、ほとんどの猫がミックス種なので、猫種によって肉球のパターンが異なるのではという仮説が成り立たない。さらに、人間の手相のように細かい差があまりない。はじめは友人の猫を集めていたのですが、サンプルをより多く集めるため、猫カフェに行ったり、猫ブロガーさんたちの写真もお借りしました。また、駅長・たまなど有名な猫の肉球も取材しました。やはり、スター性のある猫は肉球が違いましたね」

うらなうのは基本的に、猫パンチや顔を洗う利き足。また肉球には、生命球とよばれる第1指球(親指)、出世力をあらわす第2指球(人差し指)、頭のよさがわかる第3指球(中指)、愛情の深さをはかる第4指球(薬指)、食欲をあらわす第5指球(小指)、そして人間の手相と同じ基本性格を判読する掌球があり、これらを分析して総合的に判断するとか。さらに「ねこの肉球うらない」では、三つ葉型、米つぶ型、富士山型、おにぎり型、ロケット型の5パターンに分類しています。そこで、snapshotsに登場する猫たちの肉球を、宮岸さんにうらなっていただきました。

ハク
(スコティッシュ/オス/1歳)
飼い主さんいわく、物怖じしない性格だというハク。


「おにぎり型ですね。正義感が強く、一見おとなしそうに見えますが、内に秘めた闘争心は猫一倍。でもキレイなピンク色をしているので、健康は問題ない=ストレスがあまりないのではと思います」

ウタ
(雑種/オス/7歳)
捨て猫だったというウタは、小心者で甘えん坊。体調を崩しやすいのが悩みだとか。


「好奇心旺盛なロケット型ですね。7歳にはみえない、ツヤツヤした肉球です。頭脳球に黒いポイントがあります。食に気を使い、自分の体が弱いということを自覚している。それが小心者という性格にみえるのかもしれません」

メグ
(雑種/メス/1歳 )
人懐っこい性格で、よく遊ぶおてんばなメグ。 遊びの延長で凶暴化し、しばしば噛み付くことも。


「三つ葉型は、愛情深く飼い主を裏切らないという信念をもっています。環境の変化が苦手なので、引っ越しなどストレスから病気になることも。イタズラはかまって欲しいというアピールです。ややカサついているので、やさしくマッサージしてあげるといいでしょう」

テト
(雑種/メス/1歳)
やんちゃなわりに、神経質な性格のテト。


「3つの肉球が細長く、米つぶが並んでいるようにみえる米つぶ型の肉球。臆病でデリケートなところもありますが、愛情や飼い主に恵まれるタイプです。気を使いすぎるので、ストレスがたまってしまうことも。ピカピカで健康そうな、とてもいい肉球だと思います」

肉球を観察することで、猫の性格はもちろん、健康チェックにもなるとか。なぜこんなにも肉球にひかれるのか、理由は定かではありませんが、ぜひともこの機会に、愛猫さんの肉球を観察してみてはいかがでしょうか。

【タイプ別診断】

* 詳しい「肉球うらない」はこちらの本でチェックしてみてください。
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