「ねこと国芳」金子信久(パイインターナショナル)amazon.co.jp
猫好きにはおなじみ、江戸の浮世絵師・歌川国芳の猫本です。著者は、府中市美術館の学芸員である金子信久さん。「ほかの浮世絵師と比べて、国芳はあたらしい猫の描き方をしていた」というだけあり、まるごと国芳づくしの1冊。有名な《其まゝ地口猫飼好五十三疋》はもちろん、猫の役者が大勢登場する団扇絵、踊る妖怪猫、猫でできた当字など、総勢352匹もの猫たちが登場します。また、英語版は世界10カ国以上で同時発売されるとか。まさに、“猫好きのかゆいところに手が届く” 愛猫家必見の猫本。ちなみに府中市美術館では、2013年3月に動物を描いた作品がてんこもりの「かわいい江戸絵画」という展示も予定されているとか。