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「100まんびきのねこ」ワンダ・ガアグ amazon.co.jp
「地味でありふれたネコだから、戦わなかったし、誰からも相手にされなかった」
猫を飼いたいおじいさんが丘のふもとで100まんぴきの猫に出会う。しかし、1匹を選ぶことができず、全部連れて帰ってきてしまう。一番かわいい猫をめぐり戦いがおき、最後には小さなみにくい1匹の猫が残るというストーリー。シンプルでグラフィカルな木版画は、作者の弟・ハロルドによるもの。70年以上も、世界中で読み継がれている名作絵本です。
「われらの時代 男だけの世界」ヘミングウェイ全短篇1 amazon.co.jp
アーネスト・ヘミングウェイによる初期作品31編を収録した、全3巻シリーズの第1巻。短篇「雨のなかの猫」は、ホテルに宿泊しているアメリカ人夫婦が公園のテーブルの下にうずくまる子猫を見つける物語。猫が欲しいという妻と、気のない返事をする夫のやりとりが描かれています。自身も猫好きだったというヘミングウェイ。多指症の猫「ヘミングウェイキャット」は、ヘミングウェイが6本指の猫を飼っていたことから名付けられたとか。
「ネコの毛並み」野沢謙 amazon.co.jp
飼い猫や野良猫、またエジプトを起源とする家猫のルーツなどから、さまざまな猫の毛並みを分析。フィールドワークから得た遺伝子学や生息分布図など、科学的な解説も細かく記載されています。さらには、ゴヤやルノアール、浮世絵など絵画に描かれた猫も登場し、その系統を追っていきます。猫について学びたい人のための専門的な1冊です。
絵本「スイッチョねこ」文・大佛-次郎、絵・安 泰 amazon.co.jp
ある日、真っ白な子猫・しろきちがあくびをした際に「スイッチョ」と鳴く虫を食べてしまうことから物語はスタートします。人間と同じ言葉を発することはないけれど、猫や動物たちの言葉である“鳴き声”について考えさせられる1冊です。