Topics
「キャット・アートー名画に描かれた猫」シュー・ヤマモト amazon.co.jp
先史時代の壁画や中国の風景画、またフェルメールならぬ”フェルネーコ”の「牛乳を注ぐメス猫」など、歴史上の名画を猫に置き換えて描いた作品集です。ヴィンセント・ヴァン・ニャッホ、パブロ・ピキャット、ルネ・マグニャット、アンディー・ニャーホールといった作家のネーミングはお見事。巻末には原画の詳細も記載されているので、元の絵からどのように”猫”アレンジされているのか、見比べて楽しめます。
「猫のパジャマ」レイ・ブラッドベリ amazon.co.jp
「猫のパジャマ=すばらしい人/ものを意味する俗語」
2匹の黒猫と暮らすイラストレーター、長崎訓子さんがインタビューでおすすめしていた、レイ・ブラッドベリの小説。カバーを開くと耳が登場する仕掛け(https://ilovedotcat.com/ja/2181 に写真アリ)は、猫好きにはたまりません。夜道で猫を拾った男女のラブストーリー「猫のパジャマ」のほか、多数の短篇を収録。猫好きならずとも、ブラッドベリの世界を堪能できる1冊です。
漫画「ゆず」須藤真澄 amazon.co.jp
漫画家・須藤真澄とちょっとやんちゃな雄猫ゆずの物語。薬味のゆずはなくても食べられるけど、あるとないとでは全然よろこび具合が違う、という理由で名付けられた「ゆず」とのほっこりとした日常を描いています。後半は、動物学者・加藤由子さんの「雨の日のネコはとことん眠い」という本を参照した「学習まんが」に。猫の瞳孔やヒゲの秘密や食べ物の相性など、猫について学べる一冊です。
「ネコ・猫・ねこ in Books」ロドニー・デイル amazon.co.jp
世界一のライブラリーといわれる大英図書館の蔵書からセレクトした猫たちを集めた1冊。レオナルド・ダ・ヴィンチが描く子猫のスケッチや「不思議の国のアリス」のチェシャー猫、さらにはエドワードリアの愛猫フォスなど、8世紀から現代にいたるまでさまざまな猫たちが登場します。本の挿し絵から、いかに猫が人々に愛されてきたのかを知ることができるはずです。
映画「ネコナデ」amazon.co.jp
大杉漣が演じる堅物サラリーマン・鬼塚が、公園で拾った子猫に魅了され、こっそりと飼い始めるという物語。人事部部長として、冷酷なリストラにも淡々とこなす日々。ある日、生後2ヶ月の子猫に出会い、鬼塚の生活は一変します。撮影後、猫にメロメロになってしまった大杉蓮さんは、主演猫のトラを譲り受け飼い始めたとか。愛くるしい垂れ耳スコティッシュフォールド・トラのしぐさに、思わず顔がほころびます。