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「猫の紳士の物語」メイ・サートン amazon.co.jp
無類の猫好きだったというアメリカの女性作家、メイ・サートンによる、実話をもとにしたユーモラスな猫物語。自ら望んで「ホームレス猫」になったものの、この暮らしは容易ではない。プライドを捨てずに人間と共生する道を探すか、理想の飼い主を求めて街を彷徨う…。ニューヨークの画家、ベンジャミン・レヴィによるイラストも必見です。
「猫とともに去りぬ」ジャンニ・ロダーリ amazon.co.jp
イタリアの詩人で児童文学者のジャンニ・ロダーリによる16編の短編集。表題の「猫とともに去りぬ」では、家族や会社が嫌になり猫になった人間たちが登場。ローマの遺跡を舞台に、猫と元人間の猫たちによる物語が描かれています。魚になってヴェネツィアを水没の危機から救う一家や、ピアノを武器にするカウボーイ、ピサの斜塔を略奪しようとした宇宙人など…。現代社会への痛烈なアイロニーとユーモアを織り込んだ、20世紀イタリア文学の古典を堪能あれ。
「猫の気持 犬の知恵」前川博司 amazon.co.jp
町のペットドクターによる犬と猫の行動や心理を解説した本。犬や猫がそばにいるだけで、心がなごむのはなぜか。動物たちの交遊学や男女関係、愛し方など、人間にも通じるような内容に思わずハッとさせれる1冊です。
「雪猫」大山淳子 amazon.jo.jp
タマオは少女に命を救われた白猫・タマオ。高校生になった少女は、ある日何者かに追われていた。タマオは塀の上を走り、あやしい男に飛びかかる…。ドラマ化もされた「猫弁」シリーズの著者が書く、猫の恩返し。
週刊文春の表紙や三谷幸喜さんの新聞連載、書籍の装画、挿絵など、イラストレーター・和田誠さんがさまざまなメディアで描いてきた猫たち。 300点以上のにも及ぶ、猫作品を集めた画集「みんな猫である」が発売。どのページを開いても猫猫猫といった、猫好きにはたまらない1冊です。根っからの猫好き!? である和田誠さんに、猫の魅力について伺いました。
《谷川俊太郎・訳『マザー・グース』(講談社文庫)の挿絵。1981》
—なぜ猫の絵を集めた本を制作することになったのですか?
「玄光社『イラストレーション』の編集部から“猫の絵を集めた本を作りませんか”と提案されて、“あ、それいいね”と同意したからです」
(さらに…)
「猫の絵画館」コロナブックス編集部 amazon.co.jp
浮世絵から近代絵画まで、アートになった愛くるしい猫たちを集めた画集。江戸から明治時代の国芳をはじめ、植物や女性などのモチーフとともに描かれたさまざまな猫たちが登場。いつの時代も、絵描きたちの猫に対する羨望があったのだと思わされる1冊です。