「ネコはなぜ夜中に集会をひらくか―ネコとイヌの行動学入門」小原秀雄 amazon.co.jp
“ネコは、すぐれたリズム感覚をもっている。しかしそれは、音楽でいうようなリズム感覚でなく、生活のうえでのリズム感といったものである。たとえばネコは、どんなペースをとって歩けばよいかとか、どのくらいの距離でえものに近づけば、狩りが成功するかといったことを自然に知っている。そして、そのリズム感覚が、しっぽを振らせてしまうのだ。 ー尾のしめす役割”
猫はなぜひっかくのか、イヌはなぜ忠節かなど、動物生態学者が解説したエッセイ集。ふだん犬や猫に接する際に疑問に思っている動物たちの生態が、愛猫の体験をベースにしながらわかりやすく紹介されています。犬派、猫派どちらも満足のできる1冊です。