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「猫文学大全」柳瀬尚紀 訳・編　Amazon.co.jp ハックスレー、マーク・トウェインからギャリコ、サルトルまで、傑作16篇を集めた本。ミステリーにファンタジー、そして詩までもが猫一色。さらに、ピカソやシャガール、クレーが描いた猫の名画も掲載されており、作品集としても見応えあり。猫の日の制定にも関わったとされる、生粋の猫好き翻訳家・柳瀬尚紀 が訳を手がけています。

「こねこのねる」ディック・ブルーナ文・絵／いしいももこ訳　735円　Amazon.co.jp オランダのグラフィックデザイナー、絵本作家のディック・ブルーナ。1955年に生まれた「ミッフィー」をはじめとするブルーナの絵本は、ブルーナカラーと呼ばれる特別な８色のみを使用。マチスから影響を受けたという力強く大胆なデッサンと明快なストーリーは、世界各国で愛されています。ブルーナが描く猫は、グリーンの大きな目が特徴。子猫「ねる」が魚に乗ってインディアンに会いに行くという奇想天外(？)なお話です。

「ニャーンズ・コレクション」赤瀬川原平　1,890円　Amazon.co.jp 画家、作家、美術評論家、様々な顔を持つ稀代の文人、赤瀬川原平。その赤瀬川原平の脳内に設立された空想美術館、『マタタビ美術館』の公式（？）ガイドブック。ルノワール、ゴーギャンなど印象派の巨匠から、シャガール、ピカソ、フジタなど20世紀を代表する人気画家まで、著名な画家たちが描いた“猫名画”がずらり。 “ニャーンズ・コレクション”を銘打った、世界に類を見ない美術画集。 自他共に認める猫好き、赤瀬川原平によるユーモアに満ちたエッセイも楽しめます。

「江戸猫 浮世絵 猫づくし」稲垣進一 著 悳俊彦 著　1,995円　Amazon.co.jp 日本で初めて「浮世絵の中に描かれた猫」だけを集めた作品集です。歌川広重や河鍋暁斎、歌川国芳、鈴木春信など江戸のトップ絵師が描いた猫の作品を厳選して掲載。踊る姿がひょうきんで愛らしい猫や、まるで妖怪の風貌をした怖い猫、美人画の中で戯れる猫、さらには擬人化した働き者の猫など、さまざまな表情の猫たちをみることができます。いつの時代も変わらない猫の自由奔放な姿を通し、江戸庶民の生活を学ぶことができます。

「猫と庄造と二人のおんな」谷崎潤一郎　340円　Amazon.co.jp 伝統的な日本語による美しい文体を確立した昭和の文豪、谷崎潤一郎。谷崎もまた、猫の魅力にとりつかれていた作家のひとりです。毛並みだけでなく気品溢れる美しい猫「リリー」に溺愛する愚昧な男と、その猫に嫉妬し猫を追い出そうとする女、さらには猫を引き取り男の心をつなぎとめようとする元妻の愛憎渦巻く物語。人間が猫のために破滅してゆく姿を、谷崎文学ならではの風刺を交えて描いています。

「大事なことはみーんな猫に教わった（そしてもっと）」 スージー・ベッカー著作　谷川俊太郎 訳　1300円　 Amazon.co.jp 世界中で愛されている猫好き人間のバイブル。猫のビンキーが、自分勝手に生きて許されるにはどうすればいいのかを、毎日の暮らしのなかから教えてくれるイラストブックです。「お金は単なる紙に過ぎない」「そこにいるだけで、誰かをいい気持ちにできるようになるべし」など、思わずハッとさせられる名言も。翻訳は、この本に惚れ込んだという詩人の谷川俊太郎。プレゼントにも最適なメッセージカードも付いています。

「猫語の教科書」ポール・ギャリコ（ちくま文庫）609円　Amazon.co.jp 猫が猫のために執筆したというユニークな視点の小説です。ある日、編集者のもとへ持ち込まれた原稿を解読すると、メス猫がタイプライターを駆使して執筆した“猫が人間と暮らすためのマニュアル”だったという奇想天外なお話。「女性よりも男性の方が落としやすい」「おねだりをする時には“声を出さないニャーオ”をするとイチコロ」など、人間にとってはまるで手の上で転がされているようなネタバラシにショックを受けるかも?! 猫好きで知られる漫画家・大島弓子の描き下ろしマンガも収録されています。

「猫」クラフト・エヴィング商會 プレゼンツ　￥580（中央公論新社）　Amazon.co.jp 有馬頼義／猪熊弦一郎／井伏鱒二／大佛次郎／尾高京子／坂西志保／瀧井孝作／谷崎潤一郎／壺井榮／寺田寅彦／柳田國男 著 猫と暮らし、猫を愛した作家たちが思い思いに綴った珠玉の短篇集。昭和30年に発売された『猫』という本を、作家・装幀家のユニット「クラフト・エヴィング商會」がアレンジ・再編した贅沢な一冊です。谷崎潤一郎、井伏鱒二、猪熊弦一郎など、作家たちと暮らした幸せな猫たちの姿を見ることが出来ます。