「ソクラテスになった猫」左近司祥子 amazon.co.jp
「猫は期をみている。髭の一本一本の先までぴんと張って、その時がくるのを待っている。」
猫好きな哲学者が、猫の生き方をお手本に欲や悩みにまみれた人間がどう生きればいいかと教えてくれる本。猫は優雅に、自由に生き、そして自分の居場所を知っている。著者の愛猫エピソードと写真も掲載。難しい哲学の話も身近な猫に置き換えれば、すんなりと理解ができるはずです。
「ソクラテスになった猫」左近司祥子 amazon.co.jp
「猫は期をみている。髭の一本一本の先までぴんと張って、その時がくるのを待っている。」
猫好きな哲学者が、猫の生き方をお手本に欲や悩みにまみれた人間がどう生きればいいかと教えてくれる本。猫は優雅に、自由に生き、そして自分の居場所を知っている。著者の愛猫エピソードと写真も掲載。難しい哲学の話も身近な猫に置き換えれば、すんなりと理解ができるはずです。
「猫鳴り」沼田まほかる amazon.co.jp
ようやく授かった子どもを流産し、哀しみの中にいる夫婦が1匹の子猫と出会う。モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に、不思議な存在感で寄り添ってゆく。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最後の日々を迎えていく。死を受け入れ、命の限りを生きる姿に心揺さぶられる。
「COMMA」キャット・ジェンガ lamaisonduchatnoir.com
猫のチャーミングなしぐさを切り取ったチーク素材のジェンガ。12ピースのさまざまなポーズをした猫たちを組み合わせれば、何通りもの積み重ね方ができます。コンパクトなサイズなので、デスク周りのインテリアオブジェとして飾ってもよし。「おすましネコ」と「あそぶネコ」の2種類展開。お洒落なパッケージはプレゼントにもおすすめです。
「飼猫ボタ子の生活と意見」曾野綾子 amazon.co.jp
「私は猫。作家夫婦の家に飼われています」
白黒の猫・ボタ子の目を通して見た人間の世界を、ユーモラスにそして辛辣に描いた作品。お金や地位や名誉は猫には全く関係ない。ボタ子の視点でみると、人間の世界の常識がいかに矛盾に満ちているかを教えてくれる。現代版『吾輩は猫である』ともいえる1冊です。
絵本「白猫」エロール・ル・カイン amazon.co.jp
ある国の王様が、3人の王子に試練を与えます。「この世でいちばんかしこい犬をつれてきたものを、つぎの王にしよう」よ言われた王子たちはそれぞれ別の方向へ。まほうの森へ行った末の王子は、うつくしい白猫に出会い…。17世紀末、フランスの女流作家・オーノワ夫人が書いたおとぎ話が原作の絵本です。
「猫のほんね」野矢雅彦 amazon.co.jp
猫が「喜ぶ」「驚く」「おねだりする」といったキーワードごとに、獣医さんが猫の生態を解説する本。誇り高く、けっして心を見せないと思われがちな猫も、実はその行動で自らの思いを訴えかけてきています。わがままや気まぐれに隠された“ほんね”。愛らしい猫たちの写真も
実した、日々の猫との暮らしに役立つ1冊です。
「花伽藍」中山可穂 amazon.co.jp
「やはりあいつでなくては駄目なのだ。かわりの猫では駄目なのだ。」
結婚という制度から除外された女同士の恋愛を綴った短編集。恋人とともに飼い猫にまで去られてしまった「偽アマント」。野良猫のようにするりと生活に入ってきた仁子と、白猫アマントとの出会いから別れについて書かれています。一緒に暮らすことで見えてくる性格の違いや、埋められない孤独を鮮烈に描いた1冊です。
羊毛フェルトでつくる猫人形で注目を集める、猫ラボ・たまこさん。愛らしい表情とユーモア溢れるポーズの人形は、一度見たら釘付けになります。個展やイベントでしか見ることのできない猫人形の制作秘話を伺いました。
—羊毛フェルトで猫の作品を作り出したきっかけは?
「羊毛フェルトの制作を始めた頃、犬は可愛く作る方がたくさんいたのですが、猫の作品をつくる方があまりいなくって。もともと猫を飼っていて猫好きだったこともあり、猫に特化した羊毛フェルトづくりをスタートしました」
—こちらを見ているような、リアルな目が印象的です。
「いくつかプラスチックなども試してみたのですが、いまはガラス球を使っています。また試行錯誤中なのですが、表情をつくるには目がポイント。猫の目は昼や夜で大きく変化するし、色もさまざま。ただ真っ黒な球を入れるだけではダメなんです。またブログやinstagramで気になる猫の写真を集めては、ポーズなどを研究しながら制作しています。私が飼っているのはサビ猫なのですが、フェルトで柄をつくるのはなかなか難しいんですよね。なので、ほかの猫をモデルにすることが多いんです」
—ilove.catで取材させていただいた、どんこさん(https://ilovedotcat.com/ja/6209)や小春ちゃん(https://ilovedotcat.com/ja/8236)もモデルになっていますよね。
「はい、可愛くて大好きなんです。写真を見ただけで作っているので、実際の猫たちとは違う部分も多いかもしれませんが(笑)。どんこさんの写真は、同じようなポーズでも正面や横などたくさんアップされているので、自分でもイメージを膨らませやすいんです。あとは、ぬいぐるみ体型なので作りやすいんです」
—寝ている時の半目だったり、ただ可愛いだけではなく、猫を見る視点が少しユーモアですよね。たまこさんが作りたくなる猫の特徴は?
「自分がいかにグッとくるか、ですね。猫好きが“あるある!”と思えるようなポーズや仕草などを表現したいんです。個展ではうちの猫にそっくり、といって購入してくださる方もいれば、猫を飼っていなくても雰囲気がいいと飾ってくださる方もいます。いまは完全に手作業でやっているので、個人オーダーなど受け付けつけていませんが、年明けに猫の企画展に参加するのと、個展なども予定しています。ぜひ実物を見ていただけたらと思います」
猫ラボ WEBサイト
http://neko-labo.com
Twitter
http://twitter.com/nekolabo1
Facebookページ
http://www.facebook.com/nekolabo
絵本「あくたれラルフ」ジャック・ガントス amazon.co.jp
お稽古の邪魔をしたり、ブランコの紐をきったり、いたずらをしてばかりのあたくれ猫ラルフ。飼い主のセイラはパーティを台無しにされても、ラルフを可愛がっていました。しかし、ある日サーカスに出掛けた先で、ラルフのあたくれは度を超えてしまいます。サーカス小屋においていかれたラルフは……。ほんの少しやさしさをもって接するだけで、猫も人も変わる事ができる。わがままに思える猫の行動について、考えさせられる1冊です。
「遊興一匹 迷い猫あずかってます」金井美恵子 amazon.co.jp
作家の自宅に迷いこんできた雄猫・トラー。鮭の缶詰よりもモンプチに目がなく、原稿や新聞紙を噛みちぎって走り回った後には、電気ストーブの前で堂々と寝そべる。どんだけ甘やかされてきたのかと呆れながらも、気づけばトラーに夢中になっていた。猫と作家のごくありふれた、でも猫好きにとっては特別な、日々の暮らしを綴ったエッセイ集です。