「私の猫たち許してほしい」佐野洋子 amazon.co.jp
「気が付いたらブス猫が傍にいた。そしてそれが、気が付いたらめっぽう気が強かった」
絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子のエッセイ集。幼少の頃の北京での思い出やリトグラフを学んだベルリンでの生活が綴られています。「ずっと猫がきらいだった」という著者が、意図せず出会ってきた猫との少し残酷な思い出も。文の合間に登場する挿し絵も素敵です。
「私の猫たち許してほしい」佐野洋子 amazon.co.jp
「気が付いたらブス猫が傍にいた。そしてそれが、気が付いたらめっぽう気が強かった」
絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子のエッセイ集。幼少の頃の北京での思い出やリトグラフを学んだベルリンでの生活が綴られています。「ずっと猫がきらいだった」という著者が、意図せず出会ってきた猫との少し残酷な思い出も。文の合間に登場する挿し絵も素敵です。
「猫の不思議な物語」フレッド・ゲティングズ amazon.co.jp
古代エジプトから現代にいたる、猫と人間の関わりの歴史を辿る1冊。時には崇拝され、時には不吉な存在として虐待されてきた猫たち。魔女の相棒としての猫や宗教画に登場する猫、はたまた『不思議の国のアリス』など物語に登場する猫など、歴史から猫がどのように扱われてきたのかを学ぶ事ができます。
絵本「あしたうちにねこがくるの」石津ちひろ、ささめやゆき amazon.co.jp
明日から猫を飼うことになった女の子。ライオンみたいに大きな猫? 私よりピアノが上手い猫? 一体どんな猫がやってくるのか、次々に広がる女の子の空想の物語。猫を迎えるときのワクワクと不安がよみがえります。
「ネコはなぜ夜中に集会をひらくか―ネコとイヌの行動学入門」小原秀雄 amazon.co.jp
“ネコは、すぐれたリズム感覚をもっている。しかしそれは、音楽でいうようなリズム感覚でなく、生活のうえでのリズム感といったものである。たとえばネコは、どんなペースをとって歩けばよいかとか、どのくらいの距離でえものに近づけば、狩りが成功するかといったことを自然に知っている。そして、そのリズム感覚が、しっぽを振らせてしまうのだ。 ー尾のしめす役割”
猫はなぜひっかくのか、イヌはなぜ忠節かなど、動物生態学者が解説したエッセイ集。ふだん犬や猫に接する際に疑問に思っている動物たちの生態が、愛猫の体験をベースにしながらわかりやすく紹介されています。犬派、猫派どちらも満足のできる1冊です。
「Stuff My Cat」Mario Garza amazon.co.jp
カリフォルニア在住のグラフィックデザイナー、マリオ・ガーザの猫ブログ「stuffonmycat.com 」のおちゃめな猫たちが集まった写真集。ハロウィンのコスプレをしたり、デブ猫にゲームとコーラを並べてみたりと、飼い主はやりたい邦題。愛くるしいだけではなく、ちょっとクセのある表情がたまりません。
「猫をさがして―パリ20区芸術散歩」夏目典子 amazon.co.jp
詩人、画家、音楽家など、パリに住む猫を愛した作家たちは猫とどう付き合ってきたのか。文学作品・美術作品に登場する猫からみえる、いつの時代も変わらない猫との暮らし……。ジャン・コクトーやピカソ、マティスらが自身の愛猫と写った貴重なツーショットも掲載。猫をガイドにパリ歩きを楽しめる1冊です。
「トマシーナ」ポール・ギャリコ amazon.co.jp
『猫語の教科書』で知られるポール・ギャリコの長編猫小説。スコットランドの片田舎で獣医を開業するマクデューイ氏は、ひとり娘の愛猫・トマシーナを安楽死させてしまう。それを機に心を閉ざした娘。町外れに動物たちとくらす魔女・ローリとの出会いにより、頑な父と孤独な娘に変化が訪れる。『ジェニィ』と並ぶ、猫ファンタジーの名作です。