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絵本「ネコが見た“きせき”」マイケル・フォアマン amazon.co.jp
ネズミ取りの上手な1匹の雄猫が語る、クリスマス・ストーリー。雪の夜に牛小屋であったまっていた猫のもとに、人間がやってきて赤ちゃんを産んだ…。厳かな世界をやわらかなタッチで描いたクリスマス絵本です。
「動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド」テンプル・グランディン amazon.co.jp
“猫の性格は大きく二種類に分けられることが、三つの研究からわかっている。大胆な性格と内気な性格だ。大胆な猫は自信に満ち、おおらかで、社交的で、すぐに人を信用する。内気な猫は、神経質で、臆病で、よそよそしいと研究者は言う”
自閉症者であり動物学者の著者が、その才能を生かして動物の内面を探る本。動物にとっての精神的な幸せを生み出すために重要な、4つの情動システム「探索・怒り・恐怖・パニック」をわかりやすく解説。犬や牛、馬だけでなく、家猫についての分析も参考になります。なぜ動物の気持ちや行動を読み解くことができるのか、著者のベストセラー「動物感覚―アニマル・マインドを読み解く」と合わせ読めばより理解することができるはずです。
「猫の歴史と奇話」平岩米吉 amazon.co.jp
エジプトの猫崇拝から猫股伝説、歌川国芳の猫絵まで、猫にまつわるさまざまな文献をまとめた本。猫の大きさや多産、帰家記録など科学的に分析。30年にもおよぶ猫研究が集約した、猫マニア必見の1冊です。
「猫も寝てはならぬ」サライネス amazon.co.jp
モーニングの人気連載漫画「誰も寝てはならぬ」から猫ネタのみを抜粋した1冊です。ロシアンブルーの利休之助と飼い主のハルキちゃん、そしてハルキちゃんが働くデザイン事務所の面々が登場。気ままな利休之助に翻弄されながらも、猫がいる日常がリアルに描かれています。
絵本「モンテロッソのピンクの壁」文・江國香織、イラスト・荒井良二 amazon.co.jp
“何かを手に入れるためには何かをあきらめなきゃいけないってことくらい、私はよく知っている。”
小説家・江國香織による猫本です。うす茶色の猫、ハスカップは寝ることのが大好き。ある日夢で見たモンテロッソにあるピンク色の壁。居心地のいい家を飛び出し、モンテロッソを目指し旅にでます。旅先で出会う人や動物たちとの、ちょっと不思議な物語が描かれています。
漫画「クロ號」杉作 amazon.co.jp
黒猫の「クロ」と、体がちんこい(小さい)から「チン子」と名付けられた妹猫。公園に捨てられた彼らを拾ったヒゲのおじさんと2匹の子猫たちの物語です。半野良猫として街の猫たちの集会に参加したり、クロの目線を通して描かれる猫と人間模様。可愛いだけではない、猫独特のウィットに富んだ視点が新鮮な猫漫画です。
「パリにゃん」酒巻洋子 amazon.co.jp
パリのアパルトマンに住む猫たちを集めた1冊です。アンティーク家具屋のオーナーや占い師など、さまざまな職種のパリジャンが愛らしい猫たちとの暮らしを紹介。19世紀の建物を活かしたインテリアなど、お洒落なライフスタイルは猫飼いさんの参考に。悠々自適にのほほんと暮らすパリの猫=パリにゃんに癒されます。
漫画「みかん・絵日記」安孫子三和 amazon.co.jp
オレンジ色をした雄猫・みかんと、みかんを拾った小学生・吐夢の物語。猫なのに、お酒を飲み、人間の言葉を話し、絵日記をつけるみかん。彼らを取り巻く人たちの珍道中にハラハラさせられるも、こんな猫がいたら楽しくなること間違いなし! 猫好きにはたまらない、ファンタジー猫漫画です。
「ねこはしる」工藤直子 amazon.co.jp
子猫のランと、猫におびえていた魚。ふたりの友情の物語が、やわらかな文体で綴られています。ふと感じる季節の変化や風の気配にも似た、日常のささやかな戸惑いや驚きにあふれた1冊です。
「猫たちの隠された生活」エリザベス・マーシャル トーマス amazon.co.jp
アメリカの人類学者が、トラやライオンなど大型の猫科動物と比較しながら、家猫の行動を分析した本。猫のゴロゴロという音はどこからきているのか。テレビに夢中になる猫は何をみているのか。はたして、猫は孤独を好むのか。専門的ながら読みやすい文章で構成されており、身近な猫の本質をうかがい知ることができます。