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「ねこのせんちょう」マドレーヌ・フロイド amazon.co.jp
寝ることと、食べることと、体をきれいにすることが好きな猫「せんちょう」の物語。著者が夫のマイケルと、川沿いの街に引っ越すと同時に住みついた「Captain(せんちょう)」と呼ばれる実在の猫がモデルになっています。巻末の「Captain」の写真はイラストそっくり。「せんちょう」の堂々とした優雅なふるまいが、繊細なタッチで描かれています。
「ねこに未来はない」長田弘 amazon.co.jp
「ねこのいない生活なんて、砂糖ぬきの紅茶のようなものだ」
猫が好きではなかったという詩人・長田弘によるエッセイ。猫好きな人を好きになって結婚、気がつくと自身もすっかり猫好きになってしまったという著者。夫婦のもとにやってきては突然いなくなったり、亡くなってしまったりと、猫たちに翻弄される日々を描いています。ドキリとするタイトルとは裏腹に、猫愛にあふれた1冊です。
「中央線で猫とぼく―あの日、あのコと目があって」北尾トロ amazon.co.jp
「初めて猫という動物に接した」という阿佐ヶ谷のおんぼろアパート。それから30年あまり、ライターや古書店店主として活躍する著者のさまざまな人々との出会いの傍に、いつも猫がいました。中央線で猫暮らす、ほのぼのとした日々を綴った猫エッセイです。
絵本「わすれんぼうのねこ モグ」ジュディス・カー amazon.co.jp
主人公はちょっぴりおでぶな猫・モグ。うっかりやで忘れんぼうのモグが大活躍した、とある一日の物語。1970年にイギリスで刊行されて依頼、世界中で読み継がれているロングセラー絵本です。
「猫を科学する」紺野耕 amazon.co.jp
獣医師による学術的な猫の本。といっても、家猫の由来や化け猫、格言やことわざ、文学作品など、猫にまつわるウンチクも紹介。さらには実用的なキャットフードの栄養素や病気についてなども細かく記載されています。猫についてもう一歩詳しく学びたいという人におすすめの1冊です。
「100まんびきのねこ」ワンダ・ガアグ amazon.co.jp
「地味でありふれたネコだから、戦わなかったし、誰からも相手にされなかった」
猫を飼いたいおじいさんが丘のふもとで100まんぴきの猫に出会う。しかし、1匹を選ぶことができず、全部連れて帰ってきてしまう。一番かわいい猫をめぐり戦いがおき、最後には小さなみにくい1匹の猫が残るというストーリー。シンプルでグラフィカルな木版画は、作者の弟・ハロルドによるもの。70年以上も、世界中で読み継がれている名作絵本です。
「われらの時代 男だけの世界」ヘミングウェイ全短篇1 amazon.co.jp
アーネスト・ヘミングウェイによる初期作品31編を収録した、全3巻シリーズの第1巻。短篇「雨のなかの猫」は、ホテルに宿泊しているアメリカ人夫婦が公園のテーブルの下にうずくまる子猫を見つける物語。猫が欲しいという妻と、気のない返事をする夫のやりとりが描かれています。自身も猫好きだったというヘミングウェイ。多指症の猫「ヘミングウェイキャット」は、ヘミングウェイが6本指の猫を飼っていたことから名付けられたとか。
「ネコの毛並み」野沢謙 amazon.co.jp
飼い猫や野良猫、またエジプトを起源とする家猫のルーツなどから、さまざまな猫の毛並みを分析。フィールドワークから得た遺伝子学や生息分布図など、科学的な解説も細かく記載されています。さらには、ゴヤやルノアール、浮世絵など絵画に描かれた猫も登場し、その系統を追っていきます。猫について学びたい人のための専門的な1冊です。
絵本「スイッチョねこ」文・大佛-次郎、絵・安 泰 amazon.co.jp
ある日、真っ白な子猫・しろきちがあくびをした際に「スイッチョ」と鳴く虫を食べてしまうことから物語はスタートします。人間と同じ言葉を発することはないけれど、猫や動物たちの言葉である“鳴き声”について考えさせられる1冊です。
「猫のなるほど不思議学」岩崎るりは amazon.co.jp
猫にまつわる疑問を科学の視点で徹底分析!
身近にいながらミステリアスな部分の多い猫。
ブリーダーとして20年もの間、国内外でさまざまな猫に携わってきた著者による猫研究本です。家猫のルーツから身体能力について、また「猫の雄猫は早漏!?」といった気になるセックスライフを解説。さらには、高いペットフードと安いペットフードの違い、猫を長生きさせる方法など、愛猫のために役立つアドバイスも。写真やイラストも豊富で読みやすく、楽しみながら猫の知識を得られる1冊です。