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絵本「ねこの12星座占い」レズリー・アン・アイボリー

Oct 21, 2012

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「ねこの12星座占い」作:レズリー・アン・アイボリー/訳:酒井公子(小学館)amazon.co.jp

「おひつじ座の猫は食欲旺盛!」
「愛情深く家族想いな、かに座の猫」
「 好奇心旺盛なさそり座の猫は、こわいものしらず!? 」

猫を描くイギリスの画家、レズリー・アン・アイボリーが「猫の性格も人間と同じように12星座占いにあてはまる」という実体験を基に制作した絵本です。12星座は、どのように人と猫に影響を与えているのか。登場するのは、著者や友人たちの気品溢れる美しい愛猫たち。それぞれの星座に合わせて、猫たちの性格がユーモラスに表現されています。また、星座ごとの太陽、宝石、動物、花、ハーブなどといったラッキーアイテムも要チェック。猫好きなら手元に置いておきたい1冊です。

映画「魔女の宅急便」

Oct 20, 2012

Tags: movie/dvd

映画「魔女の宅急便」スタジオジブリamazon.co.jp

角野栄子さんによる児童書「魔女の宅急便」を宮崎駿監督が映画化した作品。13歳になったキキは、一人前の魔女になるために親元をはなれ、1年間の修行にでます。海辺の町を舞台に、親切なパン屋さんの家に住み込みながら、宅配便の仕事をはじめます。ニシンのパイが得意なおばあさんや、空を飛ぶことに夢中のトンボ、絵描きのウルスラなど、仲間たちの交流とともに、一人の少女の成長を描いています。その修行におともするのが、キキとは魔法で話しをすることができる、ちょっと生意気な黒猫のジジ。隣に住むファッション・デザイナーの美人猫リリーのすました姿を気に入らないといいつつも、魅かれるジジ。キキがトンボに恋におちると同じく、ジジにも春がやってきます。ちなみにタイトルの「宅急便」は、ヤマト運輸が商標登録していましたが、子猫をくわえたクロネコマークと同じ黒猫が登場するということで、本映画のスポンサーになったとか。クロネコマークの秘密はこちらでチェック!

「アブサン物語」村松友視

Oct 19, 2012

Tags: book

「アブサン物語」村松友視(河出書房新社)amazon.co.jp

「ネコが、テレビを見たり本を読んだりしている人間のそばで眠っている光景はよく見かけるが、あれには理由があるらしい。人間が何かに集中しているときは、そこにある種の“熱"が生じている。その“熱”の輪の中にいると心地よいので、ネコは人が何かに集中しているところを好むというのだ」

作家・村松友視による、21歳もの大往生をとげた愛猫アブサンの書き下ろしエッセイです。知人が日比谷公園で拾った(出会った?)という、アブサンとの出会いから最期の日までを細やかに描いています。直木賞受賞作「時代屋の女房」にも登場するアブサン。本書には、アブサンの遊びや失敗といった何気ない日常から、友人の糸井重里氏にたのまれ広告撮影に挑んだエピソードなども掲載。猫に不慣れだった「カミさん」が次第に著者よりもアブサンのことを理解していく姿にちょっぴり嫉妬したりと、猫に対する深い愛情を感じる1冊です。著者の庭に出入りする猫たちを描いた「野良猫ケンさん」も必読です。

「マリメッコ」猫柄キッズウエア

Oct 18, 2012

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漫画「トラジマのミーめ」松本零士

Oct 17, 2012

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漫画「トラジマのミーめ」松本零士(秋田文庫)amazon.co.jp

「銀河鉄道999」などで知られる漫画家、松本零士さんによる猫漫画です。主人公のトラジマ猫は、著者が実際に14年間をともに暮らした猫ミーくんがモデル。飼い主のあつ子一家をはじめ、近所のノラ猫仲間たちとのにぎやかな日常を描いています。巻末には、松本家に暮らす歴代の”ミーくん”の写真も掲載。実は、1994年からともに暮らしていた3代目のミーくん(雄猫)が、先日亡くなったばかり。ilove.catの書籍版では、作家の島本理生さんの猫SF小説に合わせて、挿絵を描き下ろしてくださいました。猫愛にあふれる松本零士さんの作品は、猫好きであれば誰しも心奪われるはず。ぜひ、漫画と合わせてチェックしてみてください。

「ilove.cat」が書籍化しました!

Oct 16, 2012

Tags: book

「ilove.cat」1,575円(リトルモア)amazon.co,jp

猫から始まる新たな出会い 「ネコミュニケーション」に夢中です!

2011年1月にスタートした「ilove.cat(アイラブドットキャット)」が、ついに書籍化されました。interviewsページに掲載している猫好きなクリエイターさんたちのインタビューはもちろん、本書のためにクリエイターさんたちが新たな猫作品を書き下ろしてくださいました。今日マチ子さんの猫漫画、角田光代さんの猫エッセイ、島本理生さんの猫小説、坂本美雨さんの猫唄楽譜、リサ・ラーソン、猪熊弦一郎など、ネコンテンツが盛りだくさんの1冊です。

ぜひ、書店でチェックしてみてくださいませ。

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「ルル・ギネス」の猫グッズ

Oct 15, 2012

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photo:Takeshi Shintou(http://gphs.biz/)

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絵本「11ぴきのねこ」馬場のぼる

Oct 14, 2012

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絵本「11ぴきのねこ」馬場のぼる(こぐま社)amazon.co.jp

11匹の猫たちが力を合わせ、怪魚を捕まえるというストーリー。猫たちのほんわかした表情と、テンポのよい展開が楽しい1冊。縞柄のリーダー「とらねこたいしょう」の掛け声で力を合わせ、みんなで団結して大きな目的を達成する大切さを描いています。1967年に発表されて以降、「11ぴきのねことあほうどり」「11ぴきのねことぶた」「11ぴきのねこ ふくろのなか」「11ぴきのねことへんなねこ」「11ぴきのねこ マラソン大会」などの続編もあり。絵本から飛び出した、11ぴきねこの「ハンドパペット」はこちらで購入できます。

映画「ロング・グッドバイ」

Oct 13, 2012

Tags: movie/dvd


映画「ロング・グッドバイ」amazon.co.jp

レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」を、奇才ロバート・アルトマン監督が映画化した作品です。私立探偵のマーローが真夜中、おなかをすかせた愛猫に起こされてキャットフードを買いに行くところから物語はスタート。お気に入りの「カレー印」のキャットフードを買いにスーパーへ出かけたものの売り切れ。やむなく、別の缶詰を買って帰ります。しかし、猫はそのキャットフードを気に入らずに出ていってしまう。猫と入れ違いにやってきた、友人テリーの妻が殺害されたことから物語が展開します。行方不明になったベストセラー作家のロジャーの妻からの依頼で、捜査を開始すると新たな事実が浮かび上がってくる……。猫が登場するのは冒頭だけですが、いつもの缶詰がなかったことが猫にバレないように、わざわざお気に入りの缶に入れ替えたりと、猫のことをよく知っている描写に思わず納得です。

「なぜ、猫とつきあうのか」吉本隆明

Oct 12, 2012

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「なぜ、猫とつきあうのか」吉本隆明(河出文庫)amaozn.co.jp

”あんまり人間関係がぎくしゃくしてて、みんな孤独になっているとか、おもしろくない、どっかに不安とか不満とかっていうのが増大しつつあるというようなことがあって、猫っていうのは、それに対してちょうど、人間関係がいやになったというようなときにはものすごくいい親密な関係で、向こうは文句を言うわけじゃないですし、またこっちがかわいがればそれに応じるみたいなことがありますからね”

幼い頃から猫が家に居ついていたという思想家 ・詩人・評論家の吉本隆明によるエッセイです。夏目漱石の「吾輩は猫である」を例に、擬人化した猫についての考察や、人間と猫との共生の仕方について書かれた読み応えのある1冊。知人から「猫も自殺する」という話を聞いた吉本氏の”猫の死”についての鋭い視点は、動物学者とは異なる新たな猫との関わり方を教えてくれます。巻末の吉本ばななによるエッセイも必読です。