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絵本「100万回生きたねこ」

Sep 2, 2012

Tags: book

絵本「100万回生きたねこ」佐野洋子 作・絵(講談社)amazon.co.jp

「ねこは しぬのなんか へいきだったのです」

1匹の雄のトラネコが100万回もの輪廻転生を繰り返しながら、最愛の白ネコに出会い、生を全うするという物語。1977年に刊行されて以来、読む人に生きること、死ぬことの意味を問いかける、大人から子どもまで圧倒的な人気を誇る名作絵本です。

2013年1月には、森山未來が主演する「100万回生きたねこ」の舞台が予定されています。白ネコには満島ひかりを起用。イスラエルの演出家による独創的なミュージカルになるとか。また、「100万回生きたねこ」を巡るドキュメンタリー映画も12月に公開。コーネリアスが楽曲を手がけるほか、2010年に乳がんで亡くなった作者・佐野洋子のインタビューも収録されています。

”死ぬことなんて怖くない”といっていた猫は、なぜ最後に涙を流したのか。この機会に、ふたたび「100万回生きたねこ」を読み返してはいかがでしょうか。

映画「おしゃれキャット」

Sep 1, 2012

Tags: movie/dvd

映画「おしゃれキャット」amazon.co.jp

ディズニーが手がける、猫が主人公の長編アニメーションです。舞台は、古き良き時代のフランス・パリ。お屋敷に住む老婦人とともに暮らす、美しい雌猫ダッチェスと3匹の子猫たち。婦人はその莫大な遺産を猫たちに残そうと考えていました。その話を盗み聞きした執事エドガーは、遺産目当てでダッチェスたちを薬で眠らせ、郊外に置き去りにしてしまいます。

目を覚まして途方に暮れるダッチェスたちの前に現れたのが、男らしく気の優しい野良猫のオマリー。オマリーに助けられながら、みんなでパリを目指します。「みんなネコになりたいのさ」と唄う陽気なジャズ仲間たちに出会いながら、仲を深めていくダッチェスとオマリー。それぞれの猫たちの、キャラクターや表情、ちょっとした仕草まで丁寧に描かれています。

「猫と小石とディアギレフ」福原義春

Aug 31, 2012

Tags: book

「猫と小石とディアギレフ」福原義春(集英社)amazon.co.jp

実業家であり、資生堂の名誉会長である福原義春氏が、集英社のPR誌に連載していたエッセイをまとめた一冊。冒頭に登場する「犬派、猫派、それとも」では、犬派だった福原氏がいかにして猫派に転身をとげたのか、黒猫のプーさんと三毛のミーチャンの2匹の猫たちとの暮らしを通じて書かれています。

エッセイの中で猫が登場する部分は少ないものの、「これまでに読んだ本の中から100冊を選べ」という雑誌の企画で、100冊もの本を選ぶ奮闘ぶりは実に興味深いです。実際に福原氏の本棚をのぞき見しているような楽しみがあり、大竹伸朗の「London/Honcon,1980」から「老子」やロラン ・バルト「表徴の帝国」、はたまたファーブル昆虫記まで、さまざまな本が並んでいます。末尾に記載された、全100冊のリストは必見。

ほかにも、白州次郎のダンディズム、日本人とカレー、マルタ島での経験、さらには出版界に対する苦言まで、福原氏独自の視点で書かれた読み応えのあるエッセイ集です。

「Tiny」猫のピアス&ネックレス

Aug 30, 2012

Tags: goods

「Kitten」ピアス¥11,550〜、ネックレス¥24,150〜(K18YG×お好みの石、K18WGもあり) Tiny

繊細でキュートなモチーフを扱うジュエリーブランド「Tiny」による、猫のピアスとネックレス「Kitten」シリーズ。

猫の顔を中抜きのアウトラインで表現し、瞳の部分の石はお好みでオーダーができるのが特徴です。自分の飼い猫さんに合わせ、ブルーの目ならアクアマリンやサファイヤ、グリーンの目ならジルコニアのオリーブ色やペリドット、ゴールドの目ならシトリンなど自由に選ぶことができます。またオッドアイのように、左右で異なる石を組み合わせることも可能。

猫好きな人だけではなく、大人の女性がオシャレに身につけられるデザイン。ネックレスに使われている極細のチェーンも、女性らしい首元を演出してくれます。

ちなみに原宿にある「Tiny」のお店には、看板猫のとらさんに会うことができます。お店のツイッター(@I_Love_Tiny)では毎日とらさんの様子がアップされているので、こちらも要チェックです。

お問い合わせ先:03-5772-6228
http://www.i-love-tiny.com/

マンガ「猫本」「猫本2」

Aug 29, 2012

Tags: book

マンガ「猫本」amazon.co.jp「猫本2」amazon.co.jp

「NO CAT,NO LIFE!」と題し、猫好きの漫画家たちが、猫をテーマに描き下ろした猫漫画シリーズ。「猫本」では、「臨死!! 江古田ちゃん」「天才 柳沢教授の生活」などの人気漫画に猫が登場します。猫漫画の金字塔「What's Michael?」の作者、小林まことのインタビューも必見。また「猫本2」には、安野モヨコやラーメンズの小林賢太郎による猫漫画も掲載。愛らしいキャラクターとしてデフォルメされるかと思えば、リアルな毛並みやしぐさが表現されていたりと、さまざまな描き方をした猫たちの姿をみることができます。

【鈴木心のねこらむ】第四回 大富豪 or 大貧民。あなたの地方ではなんて呼んでいた!?〈其の一〉

Aug 28, 2012

Tags: column

ilove.catの写真担当、鈴木心がお送りする猫にまつわるコラム、題して「鈴木心のねこらむ」。

第四回 大富豪 or 大貧民。あなたの地方ではなんて呼んでいた!?〈其の一〉

友人たちとの宴にかかせないもの……といえば、ニンテンドーDS!なんてのは現代っ子の戯言だろっ!と80年生まれの僕はやっぱり未だにトランプ(って全然テレビゲーム世代ですが)。特に大富豪(地方によっては大貧民と呼ぶ)には目がなく、開始すると終了するのはいつも朝、なんてことは今だにあるのです。

という事で今日は「大富豪のおもしろさについて語る!」というのはまた今度。大富豪もますますヒートアップする様な「猫トランプ」のご紹介です。


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いのくまさんの「猫」風呂敷

Aug 27, 2012

Tags: goods

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絵本「こねこのミトン」作・絵:クレア・ターレー・ニューベリー、訳: 劉優 貴子

Aug 26, 2012

Tags: book

絵本「こねこのミトン」作・絵:クレア・ターレー・ニューベリー、訳: 劉優 貴子 (講談社)amazon.co.jp

1937年に発表された、「猫の画家」と評される女性作家、ニューベリーの代表作。水彩を用い、こねこの表情やしぐさをやわらかなタッチで描いています。

5歳のリチャードは、市場で出会った手ぶくろのような毛をした、こねこの「ミトン」を飼うことになります。しかしある日、ミトンが突然いなくなってしまいます。果たして、ミトンはどこにいってしまったのか……。

「おかあさん、ぼくはべつのこねこなんてほしくないんだ。ミトンじゃなきゃいらないんだ」というリチャードの台詞は、ともに暮らしている猫が、単なる愛玩のぺットではなく、家族や友人と同じような、替えのきかない大切な仲間であるということを教えてくれます。

映画「グーグーだって猫である」

Aug 25, 2012

Tags: movie/dvd

映画「グーグーだって猫である」¥4,935 amazon.co.jp
2009年/発売:アスミック/販売:角川書店

「綿の国星」などで知られる漫画家・大島弓子が、飼い猫との生活を綴った漫画「グーグーだって猫である」を、「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督が映画化した作品です。

舞台は、吉祥寺にある自然に囲まれた井の頭公園。小泉今日子が演じる漫画家・麻子は、愛猫のサバを亡くした悲しみで漫画を描けなくなってしまう。そんなある日、運命的に出会ったのが、小さなアメリカン・ショートヘア。麻子は、グーグーという名前をつけて飼い始めます。グーグーとの楽しくもにぎやかな日々を過ごす中で出会った、加瀬亮が演じる不思議な青年、青自との恋の行方も気になるところ。細野晴臣が手がける音楽も、心地よい雰囲気をつくりだしています。

さまざまな人間模様や登場する生き物たちを通して描かれる「みんなが対等に、この地球で頑張って生きているんだ」という原作のテーマに、心癒されます。

「猫だましい」河合隼雄

Aug 24, 2012

Tags: book

「猫だましい」河合隼雄(新潮社)amazon.co.jp

臨床心理学者である河合隼雄が、猫と“たましい”をテーマに執筆した、「新潮」での連載をまとめた一冊。フランスの昔話「長靴をはいた猫」や、大人から子どもにまで愛される絵本「100万回生きたねこ」、谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」、マンガ「綿の国星」といった、猫が登場する名作をとりあげ、そこから猫と人間の関係性を探っています。

著者は、自分はさほど猫好きではないといいつつも、“猫好きな人は、猫を愛撫するときに特別なよろこびを感じる人が多いだろう。 〜 猫の一番喜ぶ、頸(くび)のあたりを撫ぜてやると、猫はいかにも気持ちよさそうな顔をして「ゴロゴロ」と喉を鳴らす。そのうちに、人が猫を撫ぜているのか、猫が人間を愛撫してくれているのかわからないような状態になってきて、二人だけの世界のなかに溶け込んでしまうようになる” と、猫に魅了される体験を語っています。

巻末に掲載されている、「綿の国星」の作者 ・大島弓子さんマンガレビューも必見。なぜ、猫の“たましい”が、犬やほかの動物と異なり、特別なモノなのか。この本を読めば理解できるはずです。