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「愛しの猫プリン」小手鞠るい amazon.co.jp
「猫の背中をそっと撫でたり、日なたの匂いのする毛のなかに顔を埋めたりすれば、そしてそこに、てんとう虫がちょこんとくっついているのを見つけたりすれば、だれだって優しい気持ちになれる」
夫とともに渡米した小説家が、動物保護施設で出会ったノルウェーの森の猫(ノルウェジアン・フォレスト・キャット)との暮らしを綴ったエッセイ。英語が喋れず、友達もいない。そんな孤独な生活が、1匹の猫との暮らしを通じて変わっていく姿を描いています。
「世界のいぬ・ねこインテリア」amazon.co.jp
パリ、ロンドン、ミラノなど、世界中の犬&猫が暮らすインテリアをまとめた本です。表紙に登場しているのは、白猫マロンさんの飼い主である、小林マナさん宅のギルバート&ジョージ(記事はこちら https://ilovedotcat.com/ja/4059 )。またアムステルダムにある猫シェルターのコラムや、お洒落なキャットハウスやフードボウルまでデザイン重視のペットグッズも紹介されています。
漫画「ハードナッツ」大竹とも amazon.co.jp
「女性自身」に連載されている4コマ漫画をまとめた本。主人公は飼い猫でありながら自由に野良たちとも交流する白い雄猫・ナッツ。「おれの仕事は癒しじゃない」と宣言し、巷にあふれる可愛いだけの猫漫画とは異なる、ユーモアとちょっぴりブラックな視点を描いています。1巻の途中で飼い主を変えたりと、気ままな猫の本性が。癒し系猫漫画では物足りない人におすすめです。
絵本「スキーをはいたねこのヘンリー」メリー・カルホーン amazon.co.jp
主人公は、2本足で歩くことの得意な猫・ヘンリー。家族のみんなと山小屋へ出かけたものの、帰りの日に間違って置いてきぼりにされてしまいます。そこでヘンリーは雪の中、スキーをはいて帰ることに。森の途中でうさぎやコヨーテに出会いながら、無事ヘンリーは帰ることができるのか。歩くだけでなく、スキーまでこなす猫の姿がいきいきと描かれています。
「猫楠―南方熊楠の生涯」水木しげる amzon.co.jp
民俗学や粘菌学の研究を行いながら、熊野の森を守る運動の中心人物として活動していた南方熊楠。英国で「ネイチャー」誌に論文を寄稿するなど時代の先を歩んでいた、バイタリティーに富んだ大怪人の生き様を、奇才・水木しげるが描いた作品です。「熊楠」を「猫楠」に変え、傍らにはいつも猫が登場。独特の水木ワールドに魅き込まれます。
「ちょっとネコぼけ」岩合光昭 amazonco.jp
「ネコにとって幸せとはヒトにとっての幸せに繋がるような気がする」
動物写真家・岩合光昭さんによる、猫写真の集大成ともいえる写真集です。ライフワークとして30年以上かけて撮り続けてきた街の猫たち。約4万枚にもおよぶ写真からセレクトしたというだけあり、猫たちの自由で生き生きとした表情が詰まっています。
岩合さんによる「猫の撮り方」はこちら。合わせてご覧ください。
https://ilovedotcat.com/ja/2622
絵本「ねこはなんでもしっている」青山友美 amazon.co.jp
主人公は港のある町に住む猫。にぼしをくれるおばあさん、商店街のコロッケ屋さん、子どもたち。町のことならなんでも知っている猫が、迷い犬と過ごした一日を描いた絵本です。
漫画「江の島ワイキキ食堂」岡井ハルコ amazon.co.jp
江の島にある「ワイキキ食堂」の看板猫・オードリー。人の言葉を話すことができるオードリーは、飼い主である頼の恋を手伝ったり、食堂にやってくるお客さんの相手をしたりと大忙し。実際に江の島にはたくさんの猫がいますが、こんな言葉を話せる猫がいたら、ぜひ会いに行ってみたいと思わされる猫漫画です。
「動物感覚―アニマル・マインドを読み解く」テンプル・グランディン amazon.co.jp
“動物は忠実だ。人を好きになったら、とことん好きだ。外見や収入など気にしない”
自閉症でありながら動物科学の第一線で活躍する研究者、テンプル・グランディンの本。マクドナルドやケンタッキーなどアメリカ国内のファーストフードの工場で、人道的な食肉処理の改革を推し進めている著者。人間が見過ごしてしまうような、しかし動物たちにとっては大きなストレストなる動きや音など、自閉症であるからこそ理解できる動物たちの声を通訳してくれる。この本では主に畜産動物の研究が中心となっているが、著者が飼っている猫からヒントを得るエピソードも。動物がいかに私たちとは異なる感覚で生きているのかを教えてくれる1冊です。
絵本「うちのとうちゃん うちのねこ」高部晴市 amazon.co.jp
猫が嫌いなお父さんと白地に黒いブチ模様をした猫の物語です。ある日、お母さんが拾ってきた子猫を飼うことになった家族。猫嫌いといいながらも、ミルクをあげたりハタキで遊んだりするお父さん。猫を通して、あたたかい家族関係が垣間みれる1冊です。