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「ilove.cat」1,575円(リトルモア)amazon.co,jp 猫から始まる新たな出会い 「ネコミュニケーション」に夢中です! 2011年1月にスタートした「ilove.cat(アイラブドットキャット)」が、ついに書籍化されました。interviewsページに掲載している猫好きなクリエイターさんたちのインタビューはもちろん、本書のためにクリエイターさんたちが新たな猫作品を書き下ろしてくださいました。今日マチ子さんの猫漫画、角田光代さんの猫エッセイ、島本理生さんの猫小説、坂本美雨さんの猫唄楽譜、リサ・ラーソン、猪熊弦一郎など、ネコンテンツが盛りだくさんの1冊です。 ぜひ、書店でチェックしてみてくださいませ。 ♦収録コンテンツ 【インタビュー】 今日マチ子(漫画家) 坂本美雨(ミュージシャン) 長崎訓子(イラストレーター) 栗原友(料理家) 角田光代(作家) 持田香織(ミュージシャン) MEG(ミュージシャン) 小林マナ(デザイナー) eri (デザイナー) 島本理生(作家) タナダユキ(映画監督) シショウ (カイカイキキ・ペインティングスタジオ総監督) 【本でしか読めないスペシャルコンテンツ】 今日マチ子 描き下ろし猫漫画 島本理生 書き下ろし猫SF小説 30 枚に、 松本零士が挿絵を描き下ろし 角田光代 描き下ろし猫エッセイ リサ・ラーソンが語る猫との暮らし 猪熊弦一郎にとっての猫=論考 坂本美雨 作詞の猫歌楽譜 書籍仕様 B5 版並製・136 ページ 編集:服部円、阿久根佐和子 写真:鈴木心 WEB 制作:斎藤寿大 表紙と帯の絵:長崎訓子 デザイン:菊地敦己、北原美菜子 *書籍に関するお問い合わせはこちら↓中身チラ見せ!

Oct 16, 2012

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絵本「11ぴきのねこ」馬場のぼる(こぐま社)amazon.co.jp 11匹の猫たちが力を合わせ、怪魚を捕まえるというストーリー。猫たちのほんわかした表情と、テンポのよい展開が楽しい1冊。縞柄のリーダー「とらねこたいしょう」の掛け声で力を合わせ、みんなで団結して大きな目的を達成する大切さを描いています。1967年に発表されて以降、「11ぴきのねことあほうどり」「11ぴきのねことぶた」「11ぴきのねこ ふくろのなか」「11ぴきのねことへんなねこ」「11ぴきのねこ マラソン大会」などの続編もあり。絵本から飛び出した、11ぴきねこの「ハンドパペット」はこちらで購入できます。

Oct 14, 2012

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「なぜ、猫とつきあうのか」吉本隆明(河出文庫)amaozn.co.jp ”あんまり人間関係がぎくしゃくしてて、みんな孤独になっているとか、おもしろくない、どっかに不安とか不満とかっていうのが増大しつつあるというようなことがあって、猫っていうのは、それに対してちょうど、人間関係がいやになったというようなときにはものすごくいい親密な関係で、向こうは文句を言うわけじゃないですし、またこっちがかわいがればそれに応じるみたいなことがありますからね” 幼い頃から猫が家に居ついていたという思想家 ・詩人・評論家の吉本隆明によるエッセイです。夏目漱石の「吾輩は猫である」を例に、擬人化した猫についての考察や、人間と猫との共生の仕方について書かれた読み応えのある1冊。知人から「猫も自殺する」という話を聞いた吉本氏の”猫の死”についての鋭い視点は、動物学者とは異なる新たな猫との関わり方を教えてくれます。巻末の吉本ばななによるエッセイも必読です。

Oct 12, 2012

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漫画「化け猫あんずちゃん」いましろたかし(講談社)amazon.co.jp 捨て猫として住職に拾われ、お寺で飼われていたら、いつの間にか32年が過ぎ、化け猫になっていたという猫のお話。あんずちゃんというキュートな名前とは裏腹に、実際のキャラクターは「あの人、いつも何をやっているんだろう」と近所で噂されるような無職のオッサン。あんずちゃんの日常は、近所のおじいさんのところへマッサージに行ったり、お祭りで焼きイカを売ったり。はたまた、きまぐれに家のお掃除をしたり人助けをしたりと、きままな猫そのもの。あんずちゃんの醸し出す、まったりとした日々を一緒に過ごしてみたくなります。

Oct 10, 2012

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絵本「猫とねずみのともぐらし」文:町田康/イラスト:寺門孝之(フェリシモ出版)amazon.co.jp 作家の町田康さんが、グリム童話を元に書いた絵本です。猫がねずみを追いかけることになった理由とは……。町田さん曰く、”ストーリーを自由に変えていいと出版社からいわれたので、グリム童話の中でもあまり有名ではない「猫とねずみのともぐらし」を選びました。グリム童話にはそれぞれアレゴリーがあるのですが、この話は何が言いたいのかよくわからないんですよね。僕なりにこの話から考えたことは、異なった信仰を持つ者は一緒に生活できない。そこで、発端は一緒ですが、結末は原作と違う形で書きました”とのこと。約束をやぶった猫とねずみの掛け合いをダイナミックに描いた絵は、町田作品の装画を多数担当している寺門孝之さんが手がけています。 ilove.catで取材した、町田康さんの愛猫インタビューはこちら

Oct 7, 2012

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「村上春樹とネコの話」鈴村和成(彩流社)amazon.co.jp 「海辺のカフカ」「風の歌を聴け」など、村上春樹の小説に登場する猫たちを取り上げた1冊です。村上春樹は生粋の猫派だと断言する著者によれば、村上龍は犬派、小林秀雄は犬派、夏目漱石は猫派、三島由紀夫は猫派……となるとか。また村上春樹の猫に対するネーミングセンスにも注目。「羊をめぐる冒険」の〈いわし〉をはじめ、変わった名前がついています。ミステリーのように猫から小説を解読していく本書をガイドにしながら読み返すと、新たな発見があるかもしれません。

Oct 5, 2012

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漫画「グーグーだって猫である」大島弓子(角川書店)amazon.co.jp 小泉今日子主演で映画化もされた、大島弓子によるエッセイ猫漫画。愛猫サバを亡くした著者は、ペットショップでひときわ小さなグーグーに出会います。ヨタヨタした姿に心配しながらも、順調に育っていくグーグー。ほどなく、公園で彷徨っていたビーを保護し、グーグーとビーという2匹の猫たちとのにぎやかな暮らしがスタートします。「綿の国星」の猫目線とは異なり、淡々と猫たちとの生活を描写している作品。グーグーがビーに嫉妬する時の表情など、ささいな猫たちの変化がとても丁寧に描かれています。映画版はこちら

Oct 3, 2012

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「ねこのシジミ」和田誠(ほるぷ出版)amazon.co.jp イラストレーターの和田誠さんによる、猫絵本です。小さく丸まっていると「貝のシジミ」にみえるから、という理由で名付けられた猫が登場。公園に捨てられていた猫を拾った男の子が、家族とともにシジミを育てていく、ほのぼのとしたストーリーです。やんちゃに遊ぶ姿やふかふかのドレスにまるまって眠る姿など、さまざまな猫の表情を、繊細な銅版画で描いています。和田誠さんといえば、週刊文集の表紙に描かれたひょうひょうとした猫の絵も話題に。こちらも要チェックです。

Sep 30, 2012

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「猫のいる日々」大佛次郎(徳間文庫)amazon.co.jp ”猫は僕の趣味ではない。いつの間にか生活になくてはならない優しい伴侶になっているのだ” 作家、大佛次郎が新聞や週刊誌などに掲載していた、猫にまつわるエピソードを集めた随筆集。猫をテーマにした小説や童話なども掲載されており、まるごと猫ずくしの一冊です。常に10匹以上もの猫たちと暮らしていた著者は、自宅に捨てにくる人へのやりとりに閉口しつつも、結局は飼うことにしてしまったりと、猫への溺愛ぶりはお見事。結果、500匹以上もの猫たちと暮らしたといいます。また、猫好きで知られる画家、猪熊弦一郎との猫話も掲載。なかでも気になるのが、東京歌舞伎座の公演を見に行った際、突如、舞台にホンモノの猫が登場したというお話。昭和30年代の出来事とはいえ、著者は何度か舞台上にまぎれこんだ猫を見たことがあるというから驚きです。現在ではなかなか考えられませんが、”舞台に猫が出たら自分に好いことがあると思いなさい” とのこと。一度でいいから、経験してみたいものです。

Sep 28, 2012

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漫画「動物のお医者さん」佐々木倫子(白泉社文庫)amazon.co.jp 札幌市にある、H大学獣医学部を舞台にした物語です。獣医を目指す主人公”ハムテル”こと、西根公輝を中心に、獣医学部の名物(?)漆原教授やマイペースな菱沼先輩、同級生の二階堂昭夫らが繰り広げる学生生活を描いています。また、獣医学部の動物たちはもちろん、ハムテルが飼っている般若顔のハスキー犬チョビや凶暴な雄鶏ヒヨちゃんなど、たくさんの動物が登場します。なかでも、ilove.catが注目するのは、ハムテルの祖母の愛猫ミケ。なぜか関西弁を話すミケは、スズメやネズミなどの狩りが大好き。幼いチョビに対して冷たく接しつつも狩りや遊び方のしつけをしたり、また野良猫の親子にご飯をわけてやるなど、面倒見のよい一面もあり。ぜひ、ミケのエピソードに注目して再読をおすすめします。

Sep 26, 2012

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